イタリア製コットンバッグとSDGs

当店アンナマリアがコットンバッグを取り扱い始めた理由は、Roberta Gandolfi 社(ボローニャ)の三代目が社長就任25周年記念でデザインしたバッグに始まります。このMagazineの<<見本市モーダイタリアを訪ねて>>(2022年/02/07付)を参照。これがマーケットで非常に高い評価を得たことから、同社とのコラボレーションによって新しいコットンバッグの企画が始まりました。現在では、ほとんどアンナマリアの企画デザインとなっています。

なぜコットンバッグが人気なのか?

イタリアバッグと言えばカーフ、ラム革など皮革製品をイメージいたします。しかし、'20年代に入ってのコロナのパンデミックや地球環境の問題が身近なものになってからは、地球環境に優しい植物繊維のコットンがファッション業界でも注目を集めるようになりました。

スーパーのレジ袋が海に流れ込んで海亀がクラゲと間違えて飲み込んで死に至るといった問題など上げればきりがありません。この負の連鎖をどこかで完全に断ち切らなければ、人類の存続も危ういということがパンデミックによって差し迫ったものとして感じられているのでしょう。

ファッション業界もまた大量生産と大量消費(廃棄)によって成立して来たビジネスモデルからの転換が差し迫られています。そこでこのコットンバッグが、ひとつの方向性を指し示しているのではと思っています。これがSDGs(持続可能な開発目標)と重なるでしょう。

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